それでいいのかラブライブ
「ラブライブ」というアニメの1作目(全13話)を観た。
女子校に通う高校生たち9人が「アイドル部」の活動を通じ、努力で技術を磨き、友情を育み、目的を達成するまでの道のりを描いた青春ドラマだ。小さな摩擦はあるがそれぞれが個性を尊重し合い、終始、人としてまともな部類のやり取りが行われるので、全体を通して安心して見ていられるアニメだった。
ただ、一つすごく気になったことがある。
それは、制服のスカートの長さだ。
キャラクターの個性に合わせて髪型やバストの大きさ、ソックス、カーディガンなどの差別化をしているのに、女学生にとっては肝心要のスカートの長さが9人全員ほぼ同じだったのだ。推定、ひざ上15~18センチ相当(身長160㎝換算)だ。
作画的に、ダンスシーン等の描画が複雑になるという制作側の都合なのかもしれないが、女学生のスカート丈にはドラマがある。学校側の指導のきつさ、それに対する学生本人やその家族のスタンスによりその長さは異なってしかるべきなのだ。また、校内では膝丈だが、放課後にはウエストで1段折って多少短くなる場合や、はじめは膝下丈だったが活発な友達の影響で物語の途中から膝が見え隠れする丈になる場合もある。
「作品で言いたいことはそこじゃない」という反論が出るかもしれないが、キャラ萌えの神は細部に宿る。少なくともソックスにこだわるならばスカート丈を無視すべきではない。それに、部活動の練習着にはそれぞれ個性が出ていたではないか。
上記をふまえて、下記に主要キャラクター1名のスカート丈を勝手に考えて長い順に並べるので覚悟しておくように。
なお、実際の学校は校則に膝が見えてはいけないという基準があると思うが、アニメの絵的な問題として、模範生=絢瀬絵里のひざ上7センチ+3センチを校則基準としたい。
小泉花陽:ひざ下10センチ→メンバー加入後はひざ丈→2期からはひざ上3センチ
野暮ったいところから勇気をだしてどんどん垢抜けていくのがかよちんの良さだと思うの。アイドルとしての成長を象徴するメンバーであってほしい。
西木野真姫:膝丈→2期からはひざ上5センチ
スカートの丈なんて興味ないわ。膝が出たのは背が伸びたからよ。って言ってた。(想像)
園田海未:ひざ上5センチ
生活指導にひっかかるような長さは許されない。黒髪清楚というのはそういうものなのです。そういうものなのです!
絢瀬絵里:ひざ上7センチ
生徒会長だから模範でなくてはならないのです。膝下もすらっと長いので野暮ったくないのです。
東條希:ひざ上10センチ±4センチ
規則ギリギリを基準に、その日の占いの結果によって丈を変えるのが流儀。ミステリアス。
星空凛:ひざ上13センチ
動きやすいように短くしているが、彼女の性格からいってスカートの中にジャージかハーフパンツかスパッツを履いていないとだめだ。ぜったいにゆるさない。
南ことり:ひざ上15センチ
かわいい物好きの性格から、トータルバランスとしておしゃれで可愛く見えるスカート丈にもこだわりがあってしかるべき。
矢澤にこ:ひざ上15センチ
身長が小さいので、この辺りが限界だ。割合的にはことりより短く見える。アンダースコート(手縫い)もキュートなものをはいているはず。
高坂穂乃果:ひざ上18センチ
活発な性格や家庭環境の放任ぶりから、極限まで短くすることが可能だ。生活指導に対してもさほど深刻に考えてはいないだろう。アンダースコートがキャラ物だとなお良し。
以上、おれがかんがえたさいきょうのμ'sでした。
なお、わたしは私服の高校に通っていたので女子高生のスカート事情についてはよくわかっていません。