サロン・ド銀舎利

言えぬなら記してしまえとりあえず

安く楽しくやるちから

遅ればせながら、服薬を中止した。

矢先に頭痛が酷いので半錠だけ飲んだ。QOLが急降下である。集中力も下がっていて地味につらい。

 

さて、明日は独身最後の週末だ。とはいえ、引き続き実家に暮らし、仕事上の通称も変わらないので、今後もしばらくは特に何の変化もない。

両親には世話になったお礼をどこかのタイミングで告げようかと思うのだが、わたしには「嫁に行く」という意識がなく、今後も彼らの戦闘力は今まで以上にあてにしていこうと思っているので、一般的な結婚式での別れの挨拶的な感傷はなんか違う。むしろ、腹の子を育てるフェーズで両親の子育ての答え合わせをして、その都度礼をしていきたいと思っている。わたしがしてもらって嬉しかった事を腹の子にもしてやって、それを彼らに報告していきたい。

音楽や芸術に感動したり、自然の中で四季を感じたり、身体を思うように動かしてリフレッシュしたり、とびきり美味しいものを探求したり、本を読んで想像に耽ったり、そういうことの出来る子に育ててあげたい。

わたしも兄弟も勉強と人付き合い以外はわりと何でも出来、色んなことを比較的よく知っている人間で、一人の時間を持て余すことなく生きている。熱く語れる何かをもっていて、暇つぶしや寂しさを埋めるための消費行動をせずに済んでいる。それは遺伝的な性格によるものも多いのだろうが、両親の「安上がりに楽しむ能力」の高さを習得したところが大きいように思う。

 

お金が無くとも、お弁当を作ってピクニックや図書館に行けば一日中楽しい。虫を取るのも、花を摘むのもいい。取った虫を綺麗な箱に詰めて標本にしても、摘んだ花を煮詰めて染物をしてもいい。やりかたは図書館に行けばタダで知ることができる。

 

まあ、なんかそういう事が楽しいと思える家庭をつくることで、わたしなりに両親へ恩返ししていきたい。