サロン・ド銀舎利

言えぬなら記してしまえとりあえず

全体で何とかなればいんじゃない?

結局いやなことから逃げているだけなんでしょ?

そうです!その通りです!
嫌なことから逃げないと、簡単に人は死ぬんです。嫌なことから逃げないと、嫌だと思っていることに誰も気づかないんです。
だから私は弱音を吐きます。愚痴を言います。頼みごとをします。
そうしている人の方がみんなから構ってもらえる、愛してもらえることに気づいたんです。そんなはずはないと目をつぶっていたその事実と遂に向き合うことが出来たからです。
みんなほんとは、嫌なことをごまかして逃げようとしない、何となく嘘をまとった人と一緒にいるのは嫌だったんだと思います。
人の役にたつのは気持ちいいから、私は今までついつい独り占めしてきたけど、それはただの欲張りだったんです。私は私の担当ぶんだけ役に立って、担当外のことはみんなに任せます。
頑張るのは気持ちいいから、ついつい依存してしまうけど、身体の悲鳴を無視してはいけなかったんです。
私は嫌なことから逃げて、楽に役にたてることだけやって、みんなをちょっとだけ失望させて、どんどん馬鹿にされて、いっぱい面倒をみてもらう人になるんです。
みんなを脅かすような力はじゅうぶん身につけました。つぎは、やってほしいことを表現できる力を身につける番です。