2015-12-07 秘密と生きる 言葉遊び 心に詰まった石ころを力任せに砕いてしまった 心の詰まりは通ったが、秘密を一つつくってしまった 「社交辞令を言うように、大人は秘密と付き合うもんさ」 わたしの中のカサノヴァがすまして囁く、頭の奥に 秘密はどんどん増えていく。管理できない付き合いきれない わたしが入る棺桶は秘密たちでもうぎゅうぎゅう詰めだ わたしはそれを見下ろして、「人生なんてこんなものよ」と タバコを一本ふかしたら、秘密も焼けて塵になるかな