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サロン・ド銀舎利

言えぬなら記してしまえとりあえず

秘密と生きる

心に詰まった石ころを力任せに砕いてしまった

心の詰まりは通ったが、秘密を一つつくってしまった

 

「社交辞令を言うように、大人は秘密と付き合うもんさ」

わたしの中のカサノヴァがすまして囁く、頭の奥に

 

秘密はどんどん増えていく。管理できない付き合いきれない

わたしが入る棺桶は秘密たちでもうぎゅうぎゅう詰めだ

 

わたしはそれを見下ろして、「人生なんてこんなものよ」と

タバコを一本ふかしたら、秘密も焼けて塵になるかな